ルイジ・リゲッティ アマローネ(以下略)2009
あまり暑さが目立たない時期に、濃いイタリアワインが呑みたくなったので、こいつを開けてみた。いつも安くて美味いルイジ・リゲッティのアマローネ。無印のものに比べるとちょっとだけ割高なタイプ。
色は、深いガーネット色という表現がぴったりの、暗くて透明感の強いもの。匂いを確かめると、梅に加えて、テリーヌ・ステーキ・コンソメスープといった、肉を加工したようなフレーバーがかなり強く漂っている。
口に入れてみると、口当たりはとてもまろやか。タンニンがわさっと来た後、甘酸っぱさとビター、滑らかな舌触りが喉の奥まで流れ込んで、長い余韻がつづく。しっかりとした果実味は次第にフレッシュな感じになってきて、苦みと果実味の連続性?はとても滑らかで矛盾やガチャガチャ感を覚えるような感じじゃあない。人を威圧するようなアマローネではなく、丁寧で就寝前にはちょうど良さそうな感じ。
※翌日は、もう少し煙たいニュアンスが加わって、ジャムのような甘さがギュっと強くなった。二日目のほうが美味い。