北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1058】Bellenda Montebello Brut (N.V.)

 
モンテベッロ・スプマンテ・ブリュット

 まだ少しでも暑さが残っているうちにスパークリングワインをあけてしまおうと、スプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)をあけてみることにした。安さにみあった軽いものならそれはそれでスプマンテらしいし、重くてしっかりしたものなら、それもそれでいいような。
 
 見た目は、ほんの僅か赤みがかっているかもしれないけれども、スパークリングワインとしては概ね薄めな感じ。泡は、細かな泡がごうごうと吹き上がってくる感じでスタートしている。匂いは……意外や意外、ちょっと漬け物っぽさを帯びた、すだち系の香りで、思ったよりもしっかりしている。
 
 口をつけると、これまた(林檎系というより)すだち系の爽やかさが前景に立った、酸味のしっかりしたスプマンテ。後味はスッキリと軽くて、甘み控えめ。苦みが少しだけ寄り添っていて、このあたりもすだちっぽさに一役買っているような。重厚さは欠いているけれども、すっきり呑むにはこういう路線でも全然文句無し。