北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1071】Castelli del Duca Colli Piacentini Malvasia Secco Vino Frizzante (N.V.)

 
カステッリ デル ドゥーカ マルヴァジア セッコ フリッツァンテ 2012
 
 このワインは、ランブルスコの有力メーカー、メディチ・エルメーテが手がけている微発泡ワイン。肉体労働に励んだ日に選ぶワインはこの手のものに限るでしょう。ちなみにヴィンテージはリンク先に明示されているけれども、ボトルのどこを見てもわからなかったので、一応ノンヴィンテージってことにした。
 
 グラスに注いでみると、あっけないほど薄い色で、細かな泡がゆっくりと、ちょっと控えめにのぼってくる。「微発泡」という触れ込みじゃなかったら、とても納得できない感じだけど、こいつははじめから割り切って呑んでいるので不満ではない。匂いはあんまりわからない。
  
 口に入れてみると、妙なえぐみを伴ったちょっと苦い、軽いスパークリング。えぐみはすぐに軽くなり、後には実に軽々とした、ひっかかりどころの少ないイタリアのワイン。ただし、酸味は強くないけれども後にかわいらしく残るので、そう悪く無い。呑み進めると、ビワやグァバを思わせるトロピカルな風味が漂ってきて意外な顔つきになった。これがマルヴァジアの力なのかな?爽快感以外は期待していなかっただけに、嬉しい誤算となった。