ヴェルメンティーノ ディ サルデーニャDOC
今日の夕食は鮭の煮付けと鶏肉のハーブ焼きを中心としたもの。これに合わせるのは、サルディニア島の白ワインでヴェルメンティーノ種のもの。
見た目はごく普通の白ワイン色ながら、少し気泡が混じっていて、このあたりがまたサルディニアの白ワインらしい雰囲気。香りを確かめると、澄んだ花畑のやつがプーンと匂ってきて、そこに青リンゴやハッカのような清々しい香りがさらに混じってくる。とても美味そうな感じだ。
口をつけると、意外なことに最初のアタックは蜂蜜っぽい……と思いきや、すぐさまゴワッとしたきつい酸味、炭酸や石灰っぽいフレーバーが口のなかを駆け抜けていった。後味には、苦み。ああ、いかにもサルディニアのヴェルメンティーノ種らしい展開だ!大ざっぱで、上品とも言えないけれども、これがなんともやめられない。酸味と苦みの混合は、味わいようによっては夏蜜柑やすだちの混合果汁のようなところがあるけれども、時々、葡萄酒らしい姿もみせてくれるし、飲み進めると甘みが増してくるように感じられてとても良かった。
※二日目も、飲み始めは酸っぱさ優先、そこから少しずつ甘い果実味が勝ってくるような展開だった。