“イ・ピアーニ”イゾラ・ディ・ヌラーギ・ビアンコ[2013]年・限定輸入品・セッラ・モスカ社
このワインは、サルディニア島の大手メーカー、セッラ・エ・モスカの白ワイン。このメーカーは1000円前後に色んな種類の白ワインを作っていて、こいつもそのひとつ。イタリア土着品種ヴェルメンティーノに2種類ぐらいブレンドしたもので、初対峙。
まず見た目は、普通の白ワイン色ながら、少し麦わら色が強いようなお茶っぽい色合いに近い感じ。グラスには少し気泡が混じっていて、これはサルディニアの白ワインにはありがちな感じ。香りはびっくりするほどハーブ&花畑。凄く爽やかな香りが豊かに立ちのぼってくる。
口に入れてみると、苦みが思った以上に強く、ちょっと黄桃っぽいところもある。酸味より、(フランスのピノ・グリのごとき)ワインのボリュームの大きさとヨモギやヒヤシンスを連想させるハーブっぽい風味と苦みのほうが目立つ。後味になると、少し炭酸っぽさを伴った酸味がやって来るけれども、ヴェルメンティーノ単品の同社白ワインに比べると、酸味のゴワっとした当たりが緩和されていて、バランスがいいような気がする。酸味が強く、苦みもしっかりしていて芳香を放つヴェルメンティーノに、ボリュームとトロピカルな果実味が加わってすごく上手くできていると思う。今日の夕食はタラの芽の天ぷらと肉じゃがをメインとしたものだったけど、これにも上手く付き合ってくれた。
※二日目は、ちょっと単調な感じになってしまった。果実味にあった若干の集中力が丸ごと無くなった、とでも書けばいいのかな?なんと表現すれば良いのかわからないけれども、昨日のほうが良かった。