北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1195】Marcel Cabelier Cremant du Jura Brut 2011

 
マルセル・カブリエ クレマン・デュ・ジュラ ブリュット 2011
 
 このスパークリングワインはジュラ産のもの。このワインブログをつけはじめてジュラ産のワインは初めてだけど、石灰質なジュラ紀の地層でできているぐらいだから、スパークリングワインの性質はきっと高いだろうと楽しみにしての抜栓。
 
 色は普通の白ワイン色で、泡の立ち上りもあまり特徴的ではない。でも香りは結構素晴らしくて、清清しい香りもあるけれども八つ橋や和菓子のような香りがかなり強くて、なおかつ漬物臭も若干混じっていてそこらのシャンパーニュのような面持ち。
 
 で、口に入れてみると、清清しい酸味が炸裂して強烈な酸。それがまたシャープで鈍臭くなくて、さきほどの八つ橋&発酵臭が利いていて実に美味い。重みは中庸ぐらいで、軽きに流れ過ぎず、重きに沈みすぎず、中庸の様子。今日の夕食はお寿司と白身の刺身いっぱいだったけれど、これにしっかりとお付き合いしてくれた。シャンパーニュの対抗馬としては十分すぎて、価格はシャンパーニュよりもお買い得、ジュラのスパークリングワインにはこれから目配りしてみようかな、とかちょっと思った。