北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1197】Farnese Fantini Montepulciano d'Abruzzo "Giro d'Italia" 2013

 
ファンティーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・チーム・ファルネーゼ・ヴィニ[2013]
 
 今日の夕食はトウモロコシとほうれん草のソテー、ジャガイモサラダ、焼き肉。これにあわせるのは、アブルッツォ州の有名メーカー・ファルネーゼのモンテプルチャーノ・ダブルッツォ。ただ、いつもとラベルが違っていて、こいつはGiro d'Itaria のラベルが張られている。まあ、あまり気にしないで呑んでみましょう。
 
 まず見た目。不透明なすごく普通の赤ワイン色。ちょっと紫がかっていて、それなりに濃い。香りのほうは、イタリアっぽい軟膏っぽい例の香り+意外と煮豆っぽい香り。このジャンルとしては若干チョコレートっぽくてほっこりとした香り。
 
 で、口に入れてみると、意外なほど円やか。もっと酸っぱくてシャープな呑み心地かと思いきや、こいつはモンテプルチャーノ・ダブルッツォにしては口当たりがソフトで当たりが柔らかく、甘みがチョコっぽい。バニラっぽさははっきりしないけれども、とにかく口当たりがキュッキュと酸味に走りすぎるわけでもない第一印象。ただ、二杯目にもなると酸味のしっかりした容貌が露わになってきて、ああ、これはやっぱりモンテ(略)だと思いたくなる。フレッシュな果実味はあるけれども、それ一辺倒というわけでもなく。ワインを盛大にいじりまわしているわけでもなく(この価格ではいじりきれないだろうし、いじって値段が高くなるよりはよほどありがたい)、酸味の後味がしっかりしていて結局心地良いのだった。
 
 ※翌日の様子は、ちょっと酸味が勝っていかにもありそうなモンテプルチャーノ・ダブルッツォぽい感じになった。