北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1256】Ile la Forge Pinot Noir 2013

 
イル・ラ・フォルジュ・ピノ・ノワール[2013]年
 
 まず見た目。意外と茶色がかっていて、あまり青色っぽくない。ただ、黒っぽさに関しては相当レベルまで黒っぽくて暗い色。香りを確かめると、煮詰めたジャムみたいな香りがするけれども、トーンの高いタイプではない。
 
 で、口に入れてみると、飲み心地は柔らかだけど、タンニンがかなり強い。果実味が凄くてジューシー!すごくジューシーだ!でもって、後味には苦みとタンニンがふっさふっさとやって来る。少し飲み進めると、果実味の甘みが少しとれて、ボルドー産の赤ワインの安物や、安いブルゴーニュにありそうな、少し控えめな甘みに転じてきた。タンニンがふっさふっさしていることもあって、「これって本当にピノ・ノワールなの?」という気がする。あと樽?木?結構きつい。
 
 しのごの言いながら飲んでいくと、だんだんワインの重心が重くなってきて、少し鉄っぽい雰囲気すら宿ってきた。普段呑みとしては十分以上なんだけど、「ピノ・ノワール」に期待するような向きじゃなく、なんかフランスの他の品種に期待するような性質が豊かで戸惑うところはあった。そういう事を考えないなら、優れたワインじゃないでしょうか。
 
 ※二日目。あまり変わらないけれども、金曜の疲れがたまってか、十分に楽しめなかった。これはワインが悪いんじゃなくて自分の体調管理が悪い。反省。