北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1276】Pieropan Soave Classico Calvarino 2013

 
カルヴァリーノ ソアーヴェ クラシコ ピエロパン
 ※リンク先はヴィンテージが違うかもしれません。
 
 このワインは我が家では定番になっているピエロパンのソアーヴェクラシコ。幾つかあるラインナップのなかで一番お好みな「カルヴァリーノ」なので大変楽しみ。意外と最近は呑んでなくて、直近ではこちらが検索に引っかかった。2013年産はもちろん初めて。
 
 まず、恒例の色チェック。普通ですねー。(ソアーヴェ系なら)もっと薄くてもいいぐらい、ちょっと黄色がかっている。香りを確かめると、八朔ジュースを予感させるような淡い酸っぱさ、それからブロッコリーを煮たときのような温野菜系のふんわりとしたいつもの感触がやって来る。こういうのは、あんまり他の白ワインジャンルで感じたことがない*1
 
 口をつけてみると、あれっこんなに酸味強かったっけ?というほど鮮烈な酸味がやって来た!こんなに酸っぱいソアーヴェは記憶にない。でも、その酸味も口を通り過ぎるにつれて緩和されていつもの味わいへと収斂していく。そういえば、ヴェネト州の隣のフリウリ(略)州でつくられた2013年のイエルマンのヴィナーエも、例年になく酸っぱかったから、もしかして、イタリア北東部の2013年は酸っぱくなりやすいヴィンテージなのかな? でも2013年の平格ソアーヴェクラシコはそれほど酸味がキツくなかったから、これは一体どういう事なのか。あれこれ考えてしまう。
 
 ※二日目。なんか、ヴェルメンティーノ種とリースリング種を足して2で割ったような植物っぽい香りがワーッとこみ上げてきて、意外と凄みのある雰囲気に。ピエロパンのソアーヴェ系ワインのなかでは、カルヴァリーノは穏健派だと思っていたけれど、なんか意外な展開が待っていて驚いた。これはこれでおいしいけれど、こんな尖ったワインだったっけ?
  

*1:例外は、いつぞや呑んだシルヴァーネル