北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1279】E.Guigal Cotes du Rhone Rouge 2011

 
コート・デュ・ローヌ・ルージュ(赤)[2011]
  
 ここ最近、「高価なブルゴーニュの赤ワインを買うぐらいならローヌの75%ぐらいの価格帯の赤ワインでいいんじゃないか」欲が高まっているので、ブルゴーニュの赤はご無沙汰。今回は原点に立ち帰るような気持ちで、大手メーカー・ギガルのベーシック品をあけてみることにした。ちなみにヴィンテージは4年前の2011、平格としてはまずまず年季入っていていいんじゃないでしょうか。夕食のミートグラタン他にあわせる格好で。
 
 色は、かなり暗くてぎりぎりワイングラスの底がみえるぐらいの濃さ。で、香りは「梅系のお線香」の香りがきゅーっときて、その背後から濃いジャムを煮詰めたようなジュクジュクの果実香が迫ってくる。おいしそう。
 
 口に入れてみると、微妙にイタリア系の軟膏風味かな……と思ったけれど、しばらくするとそうでもないような。喉を通り抜ける時に若干イガイガ感を帯びた、熱っぽい果実風味が炸裂する。パワーはあるけどちょっとバランスは悪いというか、タンニンに刺々しさを感じる(って事は、こいつもっと寝かせて楽しめるのかな?どうなんでしょう?)。一通り飲み干した後は少し煙たくもあり、スパイシーだ。イガイガも含め、全方向にパワフルで味が大柄なんだけど、繊細ではないですねー、そこまで求めちゃいけないのか、寝かせたら良い事でもあるのか。
 
 ※二日目。うーん、イガイガは減ったけど、まだ大雑把さがあるなー。パワーはそれなりあるんだけど。あまり満足できないような