北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1287】Luigi Righetti "Capitel de Roari" Amarone della Valpolicella Classico 2011

 
ルイジ・リゲッティ アマローネ(以下略)2011
 
 今日のワインは、お買い得なアマローネをつくっているルイジ・リゲッティのちょっとだけ上のクラスのアマローネ。以前にも挑戦したことがあって、そのときはノーマルタイプのアマローネほど感銘は受けなかった模様。今回はヴィンテージが違っていて、はてさてどんな出来映えやら。
 
 まず見た目。濃い赤ワインでやや不透明、アルコール度数が15%と高いせいか、なにやらべったりしている。でも、いつぞやのヴァイオ・アルマロンに比べると透明度はまだあるほうではある。
 
 グラスを振ると、甘ったるいジャムのような香りが漂い、クンクンと香りを確かめるとアルコール臭さと漆喰のような香り、それから意外にも杉や檜のような、ミントっぽさを帯びた木の香り……というよりメルローやカベルネ系を連想するようなタイプの果実臭がする。ピーマン……と言うともうメルローだけど、なんかそれに近い野菜系の香りがツンと混じっている。
 
 口にしてみると、ごっつい呑み心地だ!すごいジャムジャムした果実の味わい、これはメルローカベルネ系(特にボルドー系)っていうよりもジャブジャブと果実味の強いタイプっぽい感触だ!ちょっとスパイシーなところもあってシラー(ズ)なんか想像したり。それにしても、完全にイタリア土着ワインなのに、今日は全然イタリアンな印象を受けないなぁ、イタリア以外のワインを連想してしまう。でも、それも最初の数分のこと、アマローネらしい苦みと芯の強いジャムっぽさが、口のなかでどんどん余韻を残して、なんだかよだれが止まらない感じに。すごく……おいしいです。
 
 ※二日目は、少しハムっぽい香りが漂っていて、過去にこのワインでも経験したことのあるもの。その後は、相変わらず美味い。やっぱりお買い得ですね、このワイン。やめられませんなぁ。