北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1308】Southern Boundary Wines Homecreek Pinot Noir 2014

 
ホーム クリーク マールボロ ピノ ノワール 2014
 
 今日のワインはニュージーランド産のピノ・ノワール。時々、こうやってブルゴーニュの外のピノを呑んでおくとかえってブルゴーニュのことがわかるんじゃないかと思い、スクリューキャップをくるくる回しての抜栓。
 
 まず見た目。この品種にしては暗めなワインレッド……と思いきや、やっぱり光が透けて朱色っぽい色彩にみえる瞬間があり、眺めて楽しい感じ。香りを確かめてみると、梅っぽい酸っぱい香りとカフェオレみたいな香りがして、同価格帯の平格ブルゴーニュよりは全体的にリッチな感じ。でも押しが強いというか、「よくできた、もっと価格の高い平格」とはちょっと方向性が違う酸っぱさのような。
 
 口に含んでみると、やはり何か違う、カベルネ・フランのような「草餅系のフレーバー」が第一印象で、その後に梅っぽさを伴う甘酸っぱさがやってきた。とはいうものの、甘味と酸っぱ味のバランス、やさしいタンニン、ニュニュっとした口当たりと、飲み物としては四方うまくできていて、後味も新鮮な風味がすっきりする。以後、変化には乏しいにせよ、安定した飲み心地で易しいデイリーワインとしてはいいんじゃないかと思った。
 
 ※二日目。うわっ甘味がごっそり抜け落ちて、酸味もだいぶ雑というか死んだような雰囲気になったぞ。少し苦みも感じられるようになって、それもあまり良い雰囲気ではない。こいつあんまり根性が無いなー。ピノ・ノワールに根性とか言っちゃいけないのかもだけど。