北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1356】Cycles Gladiator Pinot Grigio California 2013

 

 
 フランスでつくられるピノ・グリ種の白ワインはそれなり好きだけど、もっと好きなのは、もっとライトで酸味のきいたイタリアでつくられるピノ・グリージョ種の白ワイン。特に、酸味が豊かかどうかが怪しい新世界産のワインなら後者を選んでおきたくなる。で、今回発見したのはサイクルズグラディエイターのピノ・グリージョ。このメーカーのワインとは、ずいぶん前にシャルドネに対峙したことがあったけれど、そのときはあまり満足できなかった様子。
 
 まず見た目。とりたてて特徴のない薄い白ワイン色をしている。香りは意外と樽や洋菓子を連想させるようなフックラとした甘い香りが漂ってくる。口をつけてみると、最初はふんわりと洋菓子っぽい(というよりメロンや樽を想像するような)風味が来るけれども、次第に潤いのある酸味がじわじわとやってくる。前回もそうだけど、樽っぽい香りが強いなー。嫌いじゃない人は嫌いじゃないんだけど、あんまり得手ではない&ピノ・グリージョに期待する修飾ではないような。このメーカー、こんなに樽っぽいんだとしたら、次は赤ワインに挑戦してみたほうがいいのかな?
 
 そうだ、こういう時は冷蔵庫で冷やせばいいんだ!キンキンに冷やしてみると、かなり飲みやすくなった。冷蔵庫で冷やして飲む白ワインと理解するなら、許容できそう。
 
 ※二日目。ちょっと樽っぽさが凹んで酸味が増して、キンキンに冷やした結果としてすごく飲みやすくなった。樽っぽさが転じてスモーキーな印象になった結果、ピノ・グリとピノ・グリージョの中間みたいなイメージでこれはこれでおいしい。二日目のほうがバランスに優れていると思った。