北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1375】Chateau de Meursault Meursault 1er Cru 2007

 
シャトードムルソー ムルソー1級 2007
 
 まず見た目。グラスに注いでみると、そんじょそこらのシャルドネとは明らかに異なった、黄金色の液体。黄緑色っぽさは無く、純粋に山吹色っぽい。いい感じだ。香りを確かめると、一瞬、メロンや樽かなと思った時もあったけれども、そこからビワに転じて、はたと気が付いた時には物凄く甘い蜂蜜とクッキーの香りが吹き上がってきた。そしてローソクの風味も。
 
 口をつけると、完熟した果実味が口のなかいっぱいに広がるような。そしてバター!バターっぽいからバタークッキー蜂蜜風味だ!でもって、後味にはそれなりに酸味が漂ってくる。2007年は酸味の綺麗&強いヴィンテージというイメージがあるけど、こいつは酸味が果実味と完全に融合して完熟感を帯びていて、境目を感じることがない。今が飲み頃、バッチリだ!
 
 こんなに融合度の高いムルソーって、もしかしたら初めてなんじゃないか。飲んでも飲んでも飽きない、ダレない、なぜか酔っ払わない。おいしくてしようがなかったので、つい、嫁さんと飲み干してしまった。某所でお手頃価格で売っていたので、大慌てで追加注文した。