北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1376】Santa Duc Les Plans Vin de Pays de Vaucluse 2011

 
ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ レ・プラン
 
 今日の夕食はトマトパスタ、手羽先、チーズを中心としたもの。これに合わせるのは、サンタ・デュックの作っているデイリーワイン、格付けはヴァン・ド・ベイってことはイタリアワインで言えばIGT。
 
 見た目は超絶濃くて、どこか青紫色を帯びた真っ黒なワインレッド。香りは、ごっつい梅ジャムっぽさに、杉の木や墨の香りを足したような。それら全部合わせてお線香っぽくもある。これ、ブラインドだったらどういうワインだって答えるんだろう?でもガルナッチャ(グルナッシュ)のワインってこんな香りでもおかしくないような気はする。
 
 口をつけてみると、もうもうとしたタンニンの渋み、その後ろからいちごミルクのような甘さがタンニンにもっさり包まれてお出ましになった。ものすごーく濃くて、こいつは重量があるけれども重さに味が似あっているとは思う。で、しばらくすると梅線香っぽい味わいがジュワーとこみ上げてきて、野趣あふれる雰囲気になってきた。最初はちょっと紳士的かな?と思ったけれども野生なワインっすね。
 
 ※翌日は、酸味が少し意識されるようになって、なおかつ野生っぽさが少し引っ込んで紳士的なワインに近づいた。二日目のほうが落ち着いて飲める雰囲気で、こちらのほうが好み。顧みると、初日はちょっとヤンチャ過ぎた&ガチャガチャしていた模様。二日以上かけて飲むのが良さげ。