北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1379】Louis Latour Bourgogne Pinot Noir 2013


ルイ・ラトゥール ブルゴーニュルージュ 2013
 
 今日の夕食は冷製パスタ中心の簡素なもの。これを前提として、平格ブルゴーニュを呑むことにした。
 
 まず見た目。こいつは実に薄いブルゴーニュ色をしていて、ワインレッドのなかでは一番淡い部類に入りそう。グラスに注いでいる時の色がいかにも薄い。で、香りは安ブルゴーニュに典型的な、ちょっとチープな駄菓子っぽい香りに皮や獣を連想させる強い香りがプーンと。教科書に載っていそうな、典型的な安ブルゴーニュの香りがする!
 
 口をつけてみると、その皮や獣がグワッと鼻を突きぬけてきて、その後から甘酸っぱい風味が口のなかいっぱいに広がった。タンニンは少なめで、柑橘系の風味が無い点をのぞけばロゼのようですらある。あまり変化を感じさせない、すごく普通の味ではあるけれども、普段の夕食にはこれで十分。うんうん、こういうものだよね。そういえば、2012年産の品よりも皮や獣っぽさは強く、果実味も酸味もしっかりしていていると感じる。
 
 ※翌日。風味が全体的に弱くなったと感じる。そして酸っぱく。初日の皮っぽさと獣っぽさが弱まり、ある面では飲みやすくなったけれども面白みも失ってしまったような。このあたり、平格だから文句言っちゃあいけないんでしょう。