ファランギーナ ポッジョ・レ・ヴォルピ
今日の夕食は、白身魚のカルパッチョとトマトミートパスタメインのもの。これに合わせていただいたのは、南イタリア大手のメーカーがつくるファランギーナ。このポッジョ・レ・ヴォルピは、前はファランギーナを作っていなかったように記憶している。最近になってつくりはじめたんだろう。
まず見た目。わりと中庸な色合いで、こくも無く薄くもない、ほどほどに黄色っぽい色合い。香りは、初手では桃の缶詰のような香りと枇杷系の香りがして、ペコリーノのことをなんとなく思い出させる。
口をつけると、まず、フルーツポンチのようなフルーツを和えたような味がして、苦みがちょっと残った。とても張りがあってフルーティ、白ワインとして「フルーツ爆弾」のような風味。しばらく呑み進めると酸味がじわじわ強まってきて、いかにもファランギーナらしい、強面な酸味が感じられるようになってきた。お値段を考えればなかなか健闘している一本だった。