北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1428】Santa Duc Les Plans Vin de Pays de Vaucluse 2011

 
ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ レ・プラン
 
 このワインは今年の6月に間違って2本買ってしまったもの。前回は二日目のほうが落ち着いておいしかったそうなので、今回も二日にわけて飲んでみましょう。
 
 まず香りをチェック。ちょっと湿った杉の木材のような香りがするけど、それは最初の印象で、そこから胡椒をまぶしたお線香のような、刺激的で、どこかスペインワインのような線香系フレーバー(というかガルナッチャ種=グルナッシュ種がたぶんこういう線香系なのだ、イタリアワインに感じる線香っぽさよりも赤色で梅っぽい線香を連想する)が炸裂している。その後ろからザラメ糖のような甘い甘い香りもこみ上げてくる。
 
 口にしてみると、血のごとく濃くて鉄っぽくて、でも果実味は豊満、ブラックベリーとプルーンと梅紫蘇を合わせたような甘くて強い味がドーン!と来た。タンニンは意外とおとなしめ、コーヒー系のコクたっぷり、その上に豊満な果実味が乗っかっていて、なかなかわかりやすくおいしい。
 
 ※二日目は昨日よりもお線香っぽさが強調されて、ガルナッチャ然とした雰囲気が強くなった。甘みが少し減って酸味が増えたせいもある?ただ、これも決して悪いものではなくおいしくいただけたと思う。