レッソ・ネグレ 2014
今日のワインはスペイン産の安そうなワイン。でも、テンプラリージョとガルナッチャには割と良い印象を持っているので、スペインっぽいワインならいいなーと思いながら抜栓。2015年産という、めちゃくちゃ若いワインなので渋みたっぷりな感じでしょう。
グラスに注いでみると、やはり青紫色っぽさを帯びたダークチェリー色、かなり不透明。香りはくぐもっていてあまりグラスの外に出てこないけれども、ローヌの赤ワインみたいなジャム系のごっつい甘そうなエッセンスとお線香のようなエッセンスが感じられる。でも、あまり派手ではない。
口に入れると、やはりジュクジュクの果実味が口に広がってすごくフレッシュ、酸味がしっかりしていて活きが良いと感じる。でも、さすがスペインワイン、後味になってくると焦げた醤油のような風味がこみあげてきて、タンニンと結びついて「きっつい」雰囲気になってきた。でも、これはこれでスペインワインらしくていいんじゃあるまいか。そこからはほとんど変化の気配が感じられず、なんだか一本調子。でも、スペインワインの濃くて新しい品だから、このまま翌日まで常温放置しておきましょう。明日はどうなっているでしょうか。
※二日目は醤油っぽさが少し気にならなくなって、きつさが和らいだ。飲みやすくはなったけれども、平々凡々とした飲みやすいワインになってしまったような。
※このワイン、安ワイン道場さんの10月12日と被っている!同じ京橋ワインのセットを購入したと判ったので、これからしばらくは、あちらさんのレビューを楽しみにしていよう。