北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1456】Bernard Moreau Chassagne Montrachet 1er Cru Les Chenevottes 2011

 
ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ "レ・シュヌボット" ブラン
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このワイン、見た目は輝く山吹色をしている。シャサーニュ・モンラッシェの白(それも若いやつ)って、もっと薄い色だと思っていた。ただ、香りはほんわり清楚な路線で樽香で押すような雰囲気はない。
 
 口に入れると酸味が炸裂、中庸なボディのせいかよくできたイタリアシャルドネ(フリウリとかアルト・アディジェの)を連想させる。爽やかで軽やかで威張らない路線か。
 
 ところが噛みしめているうちに、ムルソーかカリフォルニアのシャルドネに近いような、果実味のギューっとしたやつがやってきた。そして蜂蜜クッキーの香りも。でも、ここまで来ても下品にぶれることがなく、「私は爽やかなワイン」ですよという体裁は守っている。小柄で軽めながら、端正きわまりないワインだと思った。