北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1465】Paul Jaboulet Crozes Hermitage Thalabert 1998

ポール ジャヴレ クローズエルミタージュ タラベール
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 続いて出てきた、ローヌのワイン。黒っぽくて不透明な、いかにもローヌっぽいワインだ。香りは、ジャムを煮詰めたような甘い匂いよりも獣というか、動物系の香りがぷんぷんする。こいつも熟成ワインらしい、桐の箱や腐った切り株みたいな香りはするんだけど、それを押しのけるほどの獣臭が漂ってくる。ジビエみたい。それとも「濡れた犬の匂い」?
 
 くちに運ぶとかなりごつい。果実味が炸裂、重いと感じる。ただ、酸味がしっかりしているお陰か、大柄なところで帳尻はとれていると感じる。匂いは好みではないんだけど、味わいはどこかアマローネに似ていて、ワンパターンのようにみえて飽きが来ない。そろそろ酔っ払っていてわけがわからなくなりそうだけど、とにかく味は抜群に美味い。ローヌで当てたらこんな感じというような。ハッピーなひとときとなった。