北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1472】Domaine Chateau de Meaursault Beaune Premier Cru 2010

 
シャトー・ド・ムルソー ボーヌ一級
 
 このワインは、シャトー・ド・ムルソーが創ったボーヌ一級。格安価格で手に入れたけれども、ボーヌならあまり心配せずに気楽に飲めばいいんじゃないかと思って抜栓。凄さは微塵も期待せず、ただ、飲んで楽しいワインであることを祈願しながらの抜栓。
 
 まず見た目は透明感のある薄めのワインレッド、まさにブルゴーニュのピノ・ノワールと言うような。香りはサクランボ果実系の香りが来るけれどもそれほど強くもなく、割と平凡。獣っぽい香りは初手では来ない。
 
 口に入れると、少し和菓子のような風味を伴ったサクランボ風味。酸味はほどほどながら、噛みしめるほどの果実味があるわけではなく、これまたえらく普通な飲み心地。苦みや渋みも平均的で、特徴が無いのが特徴と言わんばかりの調子。ただ、サクランボの香りと味、軽妙なボディとしっかりとした酸味はさすがといったところ。値段を考えれば妥当、ボーヌ一級畑という産地を考えるとちょっと物足りない、そんなスタートを切った。
 
 ※二日目。果実味がグッと増してボーヌのワインらしい姿に変貌した。ってことは早飲みだったということか。でもボーヌの一級を初日はぐっと堪えて二日目にドカンと飲むって難しい。でもワインが悪いんじゃなくて自分が悪いんでしょう。二日目はおいしくいただきました。