北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1490】Avignonesi Vino Nobile di Montepulciano 2012 (ハーフボトル)

 
ヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチアーノ 2013 アヴィニョネージ
 ※リンク先はフルボトルです
 
 今日のワインは、ほとんど飲んだことのない「ヴィーノ・ノヴィーレ・モンテプルチャーノ」。メーカーはアヴィニョネージなので滅多なことはないと思うけれども、このジャンル自体は不案内だし深入りするつもりも毛頭無い。でも、我が家にハーフボトルがあるのは確かなので開けてみることにした。
 
 
 まず見た目。ちょっと不透明な感じがする、茶色っぽくて濃い液体。このジャンルでは5歳のワインって若い部類じゃないかと思うけれども、こいつは茶色い。香りは、こしあんの香りが一番強くて、そこにチョコレートを詰めたような。なんというか、チョコレートを使った和菓子の雰囲気がある。それとジャム。なんだかわからないけれども濃いジャムの雰囲気を伴っている。
 
 ところが、口に入れてみると恐ろしく渋い。うおー、イタリアの野太い赤ワインのノリだ!甘味やコクや果実味よりも、まず渋い。ハーフボトルだからって容赦なし。ただ、肉類と一緒にやると実にうまい。ジャムの雰囲気が不思議なほど肉に合う。若飲みに伴う問題をある程度緩和してくれる。これはあかんと思い、途中からデキャンタを実行。それでも鼻息の荒い、若々しいワインではある。
 
 ※翌日も凄いタンニン、凄いパワー。そして酒臭い。ぜんぜん打ち解けない。これは寝かせないと全く駄目?手強い赤ワインだった。