北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1556】Domaine William Fevre Chablis 2015

 
シャブリ[2015]ドメーヌ・ウィリアム・フェーブル
 
 大変なワインをいろいろ飲んだ後のチョイスは難しいけれども、幸い、今回は赤ワインばかりだったので、白で一呼吸することにした。いつも大好きなウィリアム・フェーブルのドメーヌもの、初めての2015年産。
 
 まず、色合いはほんのりと黄色い。無印シャブリとして矛盾しない範囲の色合い。香りは、ほんのりと蜂蜜の香りが匂ってきて、その後ろから、清楚な花畑の匂いというか、爽やかな北系シャルドネらしい香りが漂ってくる。
 
 口に含むと、酸味と蜂蜜が両方来て、シャブリだけどかなり人懐こい。たいていのシャルドネよりも骨格がっしりでミネラリーだけど、あまりにも骨太でシャブリ一級のようだった2014年産に比べると、小柄な感じはする。でも、今日飲んでしまうという意味では、これぐらいがいい。レモネードのような甘くて酸っぱくてツルツルとした飲み心地は、このメーカーさんの平格シャブリとしてはいかにも似つかわしいもの。いやー、ありがたい。肉体労働の後のシャブリ、本当にいい。
 
 ※翌日は、甘みが落ちたせいかミネラルの骨格が少し前に出た格好となった。大勢に影響が出るほどのものではなく、「普段飲みシャブリ」としては出色の出来。とにかく気持ち良く飲めた。