エル・パウラル テンプラニーリョ ビオディナミ
今日は安い赤ワインを開けたい感じだったので、このスペイン産を。ボトルにはビオディナミですオーガニックですと書いてあるけれども、なんのことやら。
まず見た目。黒ずんだワインレッドで、この夏、ピノだのボジョレー系だのばかり呑んできた身にはおそろしく濃くみえる。ボルドー系、ローヌ系を呑んでいたらそんなに思わないのかもだけど、本当に真っ黒。それと少しだけ青紫色がかっている。
香りは、真っ直ぐに葡萄の皮っぽい香りとお線香のような、もう少し香料寄りの香りが漂う。野暮い意味の野良臭さは感じられず、清潔な匂いと感じる。
口に含んでみると、最初は柔らかな口当たり。甘みは控えめで、タンニンがふっさふさとしている。果実味は豊かだけど、そこを強調するではなく、まずまず紳士的。でもって、甘みが控えめなおかげかトマトっぽい風味がよく感じられる。スペイン産の安ワインに期待したいとおりの感じでとても良い。
※二日目も、あまり雰囲気はかわらなかった。