北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1591】Santa Duc "Les Plans" Vin de Pays de Vaucluse 2011

サンタ・デュック レ・プラン・ヴァンド・ペイ・ド・ヴォークリューズ
 
 このワインは何度もリピートしているワインで、ここここに2011年産の記録が書かれている。それよりずっと前には2007年産も。だいたいお値段相応な感じのローヌ系ワインの模様。二日目のほうがおいしそうなワインなので、二日目メインにやっていきましょうか。
 
 では、見た目をまずチェック。ちょっとオレンジ色がかった、しかし濃くて不透明なワインレッドだ。深い色をしている。香りは、まず、おばあちゃんが煮る赤くてデカい豆のような、甘い煮豆系の匂いがぶわーっと来た。そこに、プラムの匂いと杉や檜系の入浴剤が混じってくるような。
 
 口をつけてみると、うわっ渋い!それとジャムっぽい。ジャムはジャムでもくたくたになったニュアンスがある――このワイン、かなりぞんざいに取り扱っていたので、変な老け方してしまったのでこうなったのか? それでも、杉の風味や梅の風味でぐいぐい押す腕力はあって、表向き、元気が良いようにはみえる。
 
 ※二日目は、苔系の風味が増えて少し熟成ワインっぽい顔つきになった。昨日の腕力は落ち着いて、と同時に、くたくたになったニュアンスも改善。おおむね、これまで飲んだ時と同じような二日目の印象となった。甘み・煮豆系の風味が引っ込んだことを除いて、二日目のほうが優れた内容だと感じた。