北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1608】Santa Carolina "Santa by Santa Carolina" Sauvignon Blanc/Chardonnay Chile 2016

 
サンタ・バイ サンタ・カロリーナ・ソーヴィニヨン・ブラン/シャルドネ
 
 このワインは、料理用に買われてきた激安白ワイン。でも、せっかくなので味見をしてみましょう。
 
 まず見た目。普通の白ワインか、ほんの少し緑色がかっているかぐらい。香りは、ソーヴィニオン・ブランが頑張っているのか、トロピカル&フルーツポンチ系の香りにハーブっぽい薬草が乗っかって、なかなかに良い。少しメロンの皮臭くあるかもしれないけれども、むしろ品種の良いところが出ている感じで嫌悪感はわかない。
 
 口に入れてみると、概ねソーヴィニオン・ブランなんだけど、シャルドネが混じっているせいか、空洞感があまり無くて、果実味の芯があるように感じられる。安物のソーヴィニオン・ブランは、しばしば、ふくよかではあっても芯が足りない感じがあるんだけど、こいつは意外と芯がシャルドネによってカバーされているっぽい。最安価格帯にもかかわらず、減点ポイントが少なく、品種の良いところがカヴァーされあっていて巧い。何杯も飲んだらきっと飽きるだろうけど、グラス一杯ぶんはセーフ。居酒屋の安グラスワインとして出てきたら、「おっ旨い」と思うんじゃないかと思った。