ポール ジャヴレ クローズ エルミタージュ タラベール
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ローヌ地方のひとつ、エルミタージュはあまり親しみが無いので、今回はあえてやってみることにした。果たして、こいつはどんな顔つきなのか。
まず、グラスの中味はさすがに暗い。暗褐色な赤ワインではある。香りを確かめると、ビーフジャーキーと蝋燭がすごく立ち込めている。蝋燭っていうより、パラフィンとか、そちらの石油製品にも近いかもしれない。まあ、臭いですよ、ローヌの匂いがぷんぷんする。
口に入れると、初手から果実味が濃い。黒い果実を濃縮して作ったというような。エキスを飲んでいる感がある。で、すごく余韻が長い。とにかく強いワインけど、いがらっぽくなることはないし、タンニンを意外と意識しないで済んでいる。特濃ワインなのにエレガントなところがあって、感心する。
自分の好みのワインではないのだけど、たいしたものだと思った。