北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1626】Paul Jaboulet Aine Crozes Hermitage Thalabert 1998

 
ポール ジャヴレ クローズ エルミタージュ タラベール
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 ローヌ地方のひとつ、エルミタージュはあまり親しみが無いので、今回はあえてやってみることにした。果たして、こいつはどんな顔つきなのか。
 
 まず、グラスの中味はさすがに暗い。暗褐色な赤ワインではある。香りを確かめると、ビーフジャーキーと蝋燭がすごく立ち込めている。蝋燭っていうより、パラフィンとか、そちらの石油製品にも近いかもしれない。まあ、臭いですよ、ローヌの匂いがぷんぷんする。
 
 口に入れると、初手から果実味が濃い。黒い果実を濃縮して作ったというような。エキスを飲んでいる感がある。で、すごく余韻が長い。とにかく強いワインけど、いがらっぽくなることはないし、タンニンを意外と意識しないで済んでいる。特濃ワインなのにエレガントなところがあって、感心する。
 
 自分の好みのワインではないのだけど、たいしたものだと思った。