北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1650】Domaine des Lises "Equinoxe" Crozes-Hermitage 2016

 
クローズ・エルミタージュ・エキノックス[2016]ドメーヌ・デ・リセ(赤ワイン)
 
 しばらく風邪がひどかったのでワインご無沙汰していました。治ったところなので元気の出そうなワインを、ちょびちょびいただきましょう。
 
 黒々としたローヌの赤ワイン。ぎりぎり透明感があるぐらいの色調。香りは、初手で「ベーコン」。このエルミタージュのワインって肉系の匂いがすること多いけれども、こいつはやけにベーコンしている。しっかり嗅ぎ取って、深い葡萄の香りがやってきた。
 
 口に運ぶと、苦みを基調とした背筋の高いワインに、ジャムのような甘さ、マホガニーの家具のような匂い、それからベーコンなどが乗っかっているような。口当たりはシルクのように滑らかで、タンニンはしっかりしているのにゴワついた感じがしない。正直、このエルミタージュという区画のワインは苦手なんだけど、こいつはとても気軽に呑める。それでいて、香木系の家具みたいな香りがしっかりしているのはエルミタージュらしくて好感がある。うん、うん、こういうのいいですね。
 
 ※翌日も、香木系の家具みたいな香りがしっかりしていて「らしい」感じ。酸味が険しくなることもタンニンがビリビリすることもなく、バランスの良い帯域で、意外と寛がせてくれる。これならリピート買いしたいところ。
 
 ※三日目。相変わらずバランスが良い。香りや味が良いだけでなく、品の良さを伴っている。バッチリ。