北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1686】Hugel Gentil Alsace 2016

 
ヒューゲル ジョンティ
  
 暖かくなってくると、アルザスワインが呑みたくなってくる。で、これは大手ヒューゲルが作っているベーシッククラスの白ワイン。長らく呑んでいなかったのでちょっと楽しみ。
 
 グラスに注ぐと、これ以上ないぐらい透明で色の薄い白ワイン。かなり緑色がかっている。これだけ薄く、緑色がかった白ワインは決して多くないのでは。香りは、ヨモギ系のハーブっぽい匂いと台所洗剤みたいな匂いが混じり合って立ちのぼってくる。悪く無いぞ。
 
 口に入れてみると、なんだか穏やかな飲み心地。リースリング種由来とおぼしき苦みもあるけれども、それを他の品種(たぶん、シルヴァネール種)が薄めているためか、それほど強く感じられない。えらく繊細・細身なワインで酸味も乏しく、人によっては全然評価しなさそうなワインだけど、普段っぽい夕食には苦も無く合ってくれた。
 
 ※翌日も、同じく控えめなワイン。でも疲れた日にはこの路線のほうが高評価かも。使いどころさえ間違えなければ、十分価格にみあった品だと思う。