北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1696】Cantina Santa Maria la Palma "Aragosta" Vermentino di Sardigna 2016

 
アラゴスタ フリツァンテ
  
 このワインは、サルディニア島でつくられた白ワイン。土着品種ヴェルメンティーノはだいたい当たりなので、安いやつを中心によく飲んでいる。これは、エビがラベルに描かれた覚えやすいやつ。
 
 まず見た目。すごく緑色がかったワインで、ちょっと気泡が混じっている。で、香りが抜栓直後からレモンスカッシュと石灰岩みたいな香りがどんどん吹き上げてきて、そこに台所洗剤が少々、といった感じ。すっぱくておいしそうだ。
 
 口に運ぶと、まさにスカッシュ!なしっかりとした酸味に、気泡にふさわしい、ちょっと炭酸っぽい味わいがする。石灰岩由来か、えらく鉱質風味が感じられてシャッキリする。シンプルなおいしさだけど、酸味が強いワインがお望みなら、こっちから入るのもアリだと思う。美味いし安いし癒されるし。
 
 ※ところが翌日になると酸味がグッと弱くなって、少しプリンスメロン風の風味が漂うワインに。こちらのほうが飲みやすいという人もいるかもだけど、個性は減ってしまった。初日に欲張ってしまいたかった。