北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1703】Joseph Drouhin Bourgogne Aligote 2016

 
メゾン ジョセフ ドルーアン アリゴテ
 ※リンク先は現行ヴィンテージです
 
 今日のワインは、ブルゴーニュ大手、ジョセフ・ドルーアンが作っているアリゴテ。アリゴテは、ブルゴーニュ産のワインのなかでは脇役、絢爛さも複雑さもあまり感じられないけれども、普段飲みワインとしてはすこぶるバランスが良くてさっぱりしていたと思う。こいつもそうであって欲しいと思いながらコルクをぬいた。
 
 まず色合い。薄い白ワイン色なんだけど、見ようによってはテカりがある。で、粘性率も意外と高い。香りは、すごく爽やかでラムネ~炭酸っぽさを帯びた花の中心部のような匂いがする。自分がよく知っているワインのなかでは、イタリア南部のカンパーニャ州の白ワイン(グレコやフィアーノとかそういうの)の香りにむしろ近い。
 
 口に入れてみると、炭酸っぽさにふさわしい、スカッシュ!な感じの酸が来た。このあたりもカンパーニャ州の白ワインに似ている。ただ、このワインにはそれらと違ってコクや濃さがあまり無い。もっと軽いところに重心があって、爽やかさに徹しているところがある。それと、炭酸スカッシュな感じに「おしの強さ」が伴っていないためか、なおさらラムネっぽさがある。それと、どこかタマネギっぽい風味がついてまわっていて、これが、あちらと随分違っていて、今までに飲んだアリゴテを思い出すところでもある。