北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1705】Golan Heights Winery "Yarden" Galilee-Galilaa Chardonnay 2015

 
ヤルデン シャルドネ [2016] ゴラン・ハイツ・ワイナリー
 ※リンク先は現行ヴィンテージです
 
 このワインは、いつもいつも飲んでいる、イスラエルはゴランハイツワイナリーのシャルドネ。我が家の「ちょっと良い標準白ワイン」枠として何度も何度もリピートしている。でも、ワインってボトルや体調によって印象が揺れるので、記録には書き続けていきます。
 
 まず見た目。やっぱり黄金色系のワインで立派なもの。そりゃあキスラーみたいな高級リッチ系白ワインほどではないけれども、十分に見栄えがする。香りは、初手からクッキーとフルーツ缶詰が大爆発。コッテコテの匂いなので、ブラインドテイスティングに出したら人を惑わしそうな。
 
 口をつけると、初手から果実味が大噴火。すごいフルーツ爆弾っぷりで、そこに蝋の香りやクッキーの香りがついてくる。このワインについてまわる、石灰岩っぽさを帯びた健全な酸味のおかげで、リッチな風味でもダレないところがある。超高級白ワインほど緻密ではないにせよ、石灰岩系のミネラルとしっかりした酸味のおかげで、重くてだるいワインや空白感のあるワインにはなっていない。いや、本当にいいワインだ、月に1本こいつを飲むだけで人生が1~2%ほどは幸福になるんじゃないかというような。毎度のことですが、このワインは褒めずにはいられません。
 
 ※翌日は、もう少し酸味が勝って爽やかな雰囲気になった。こっちのほうがバランスとしては良いかも。これもこれで良い。