北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1726】d.A. (Domaines Astruc) Pays d'Oc Chardonnay 2016

 
d.A. シャルドネ 2016 d.A.ワイナリー (ジャン クロード マス)
 
 今日の夕食はグラタンと豚肉スープ中心のもの。これは難しくないワインでいいだろうと思い、このフランス産のものをあけてみた。
 
 まず見た目。わりと普通の白ワインのレモン色っぽさ。で、やけに粘性率が高く、ワインのあしが長い。香りは、フルーツポンチのような甘い香りを漂わせつつも、意外に石灰岩の香りが漂っていて、キリッとしている。南仏産としてはあまりこういう趣向はみたことがない。
 
 口をつけると、たっぷりとした果実味!ただ、フルーツポンチ系の甘さに加えてグレープフルーツもかなり混じっているような、酸味のしっかりとした果実味。味の段階ではそれほど石灰岩系ミネラルは強くないけれども酸がしっかりしていてダレる気配は少ない。あまり冷やしきっていない状態で抜栓したので危ないかなと思いきや、温度に負けてダレることのない姿に感心した。南の地域のシャルドネ、というテンプレートからそれほど遠くないにせよ、そこのところでよくできたものを提供している。ちょっと気にしておこう。
 
 ※翌日も雰囲気はあまり変わらず、南のシャルドネとしてはバランスがとてもいい。このワイナリーは誰だろうと思ったら、ジャン・クロード・マスが手掛けていたわけか。なるほど納得。