北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1730】Allegrini Valpolicella Superiore 2014

 
ヴァルポリチェッラ スーペリオーレ 2014 アレグリーニ
 
 このワインは、信頼できるヴェネト州の赤ワインメーカーのヴァルポリチェッラのスペリオーレ。ただ、「クラシコ地区」でつくられたものではないとのことで、そこだけちょっと引っかかる。以前にも飲んだことがあるので調べてみると、やっぱり表記に間違いはない。
 
 とりあえず抜栓。見た目は意外に黒ずんでいて、濃いワイン品種の赤ワインとさほど遜色ない。赤茶色のいい塩梅なカラーで、香りは、苺系のかなりフレッシュなやつがぷーんと漂ってくる。そこに、ちょっと肉系の香りとバニラアイス系の甘い香り、それと樟脳みたいなケミカルな匂いがちょっとだけ混じっている。とてもうまそう。
 
 口に運ぶと、意外にインパクトのある果実味とコーヒーとチョコレートががつんと来た。ヴァルポリチェッラって軽量級赤ワインだったと思いきや、なんかえらく手応え、ならぬ口応えがある。基軸は「葉っぱや枝のニュアンスの少し残る、特濃ベリー系」なんだけど、そこにチョコやコーヒーや肉系のニュアンスが絡みついて、序盤から飲み応えがある。こんなに飲みごたえのある、正統派のワインとは思ってもみなかった。
 
 ※二日目。なんというか、ブルゴーニュでいえばモンテリに近いような、滋養のあるワインで驚かされた。この価格・このランクを考えるとできる部類だと思う。やっぱりこのメーカーは信頼に値するのではないか。