北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1749】Murari Amarone della Valpolicella 2014

 
サルトーリ ムラーリ アマローネ 750ml
 ※リンク先は現行ヴィンテージです
 
 このワインは、やまやに寄った時に見つけた未知のアマローネ。グラスに注ぐと、かなり黒々とした赤茶色。それでも不透明ではなく、グラスの底まで見通せる。香りは、お線香と梅、それから朽ちた木の匂い。アルコール濃度が高いことを反映して、アルコールっぽさが強い。
 
 口に運ぶと、物凄く濃いコテコテのワイン。カベルネメルローとはだいぶ違って、いかにもイタリア、南イタリアのネグロアマーロなどを連想させられる濃さとコクだ。そこにコーヒーの強い風味が加わるのもイタリアの濃いワインらしい。ただ、とにかくごつい、とにかく力押し。もうちょっと変化が欲しい。アマローネにあって欲しい、考えさせられるところがちょっと足りない。この価格帯だと、ルイジ・リゲッティのお買い得アマローネや新世界のカベルネメルロー系が勝負相手になろうから、ちょっと厳しい。