北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1769】Camille Giroud Volnay 2014

 
カミーユ・ジロー ヴォルネ(メゾンもの) 2014
 
 続いて、カミーユ・ジローという、楽天などで見かけることはあっても買ったことのない造り手の、若いヴォルネ(村名格)。
 
 色は割と普通。やたら薄いわけでもなく、もちろん濃いわけでもなく、中庸。まるで平格ブルゴーニュみたいだ。けれども香りは初手から桐箱のような香りが漂い、その奥からフレッシュベリー系のさわやかな匂いを伴っている。
 
 口に運んでみると、酸味がとにかく溌剌としている。酸が若い!若いという言葉がぴったりで、ザ・若飲みという様子。なにしろ酸が若々しいから、生のイチゴのような果実味がしじゅう炸裂する。なにか、食べ物が欲しくなるワインで、そちらのほうも捗った。