北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1771】Claude Dugat Bourgogne Rouge 2002

クロード・デュガ ブルゴーニュ・ルージュ 2012
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 クロード・デュガの平格ブルゴーニュ赤をいただくことになった。
 
 まず見た目は、かなり黒っぽい。ブルゴーニュの赤にしては不透明感があるような。香りは、こないだのヴォルネに比べると獣じみていて、力強い。桐箱っぽい香りもあるけれども、もっと粘りのある、ワインの底力を連想させる動植物の匂いがある。
 
 口に入れると、果実味が強くて後味も長い。平格だけど、こないだのヴォルネを上回る膂力。まあ、ヴォルネは貧弱だからそれは仕方ないとしても、風味の強さとバリエーションはこちらのほうが上で、やけに頑張っている。そのくせ、酸もしっかりしていて、ところどころ若草のようなすがすがしい精気が感じられることもある。2002年の平格なのに、とてもよくできていて欲張りなワイン。面白い経験になった。