北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1779】Chateau Dereszla Tokaji Dry Furmint 2016

 
シャトーデレスラ トカイ フルミント
 
 このワインは、ハンガリーで作られた辛口白ワイン。トカイワインと共通の「トカイ」という名称が入っていて、品種はフルミントということになっている。果たして、どんなワインか。
 
 スクリューキャップをあけてグラスに注いでみると、恐ろしく色が薄い。既知のワイン品種でいえば、日本産の龍眼並みの色の薄さ、ほんのわずかに黄色がかった色がついているけれども限りなく透明。香りは、台所洗剤系+マスカット。これも、既存のワイン品種でいえばミュスカデ(ってことはマスカットだ)を連想させるところがある。
 
 口に入れてみると、やはりミュスカデっぽい。マスカットっぽい果実味、ほんのりとした苦みと青臭さ、リンゴっぽさ。とても瑞々しくてすいすい飲みやすい。スゴいワインでは決してないけれども、スイスイ飲める引っかからないワインとしてつくられている。そして飲むほどに太さが感じられ、味の輪郭が強くなってくるあたりはさすが。飲み飽きるタイプでなく、引き込まれるようなワイン。なかなか手ごわいやつだ。
 
 ※二日目は、最初から味の輪郭のしっかりした、飲みごたえのある姿に。これは意外にお買い得だったかも。