北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1780】Domaine Santa Duc Gigondas "Aux Lieux-dits" 2011

 
ジゴンダス オー・リュー・ディ [2013] サンタ・デュック
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このワインは、おいしいジゴンダスをつくっているサンタ・デュックの廉価版ジゴンダス
 
 まず見た目。赤茶色~茶褐色の不透明感のあるごっつく黒っぽいワイン。茶色系スペクトルがとても目立つ。香りは、こしあん+甘納豆のような匂いに、チョコレートとバニラ。とかく甘い豆を連想させる風味がする。
 
 口をつけると、チョコ+甘納豆の甘い滑り出しに、ごっついタンニン、ジャムみたいなジャブジャブ濃厚果実が来た。力強いワインで、味のスカラー量の強さたるや新世界ワイン並みだけれど、酸味が意外にしっかりして頭でっかちにはなりきっていない。飲むほどに身体に馴染んできて、アルコール度数の高さに気持ち良く乗れる。ローヌのワインは昔は好きでもなかったのに、いつの間にこんなに好みになっていたんだろう?その立役者がこのメーカーがつくっているジゴンダスで、こいつは安いほうの銘柄とはいえ、やっぱり飲んでいて楽しい。
 
 ※翌日はもうちょっと茶色っぽさが強くなたように感じられた。一層はっきりとしたジャムとチョコレート、それから一定以上のワインにしばしばある、香料の塊のような匂い。たまらない。