北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1783】Louis Latour Bourgogne Chardonnay "Cuvee Latour" 2016

 
ルイ・ラトゥール ブルゴーニュ キュヴェ・ラトゥール ブラン
 
 このワインは、ブルゴーニュの大手、ルイ・ラトゥールが作っている平格ブルゴーニュ白。ある種の指標として、以前からたびたび飲んでいて直近では2015年ヴィンテージのものを飲んでまあまあだったのを覚えている。このクラスのワインは、まあまあであることがとても大切なので、まあまあであって欲しい。
 
 まず見た目。透明感のある、ちょっと色白なシャルドネ。平格らしい薄さだ。香りは、さわやかな台所洗剤系の香りがメインで、あまりこってり蜂蜜していない。すごくさわやかで、樽を使っていないんじゃないかというような。
 
 口に入れてみると、これまたはちみつ少な目で、桃や黄桃のような風味を少し帯びている。感覚としては、典型的なブルゴーニュシャルドネっていうよりチリ産のシャルドネに似ているかも。植物っぽさが強く、それでいて痩せているというより膨らみがある。膨らみを支える酸がちょっといまいちで、「腰がふらふらしている」。この価格帯のシャルドネとしておかしくはないけれども、期待するタイプとはちょっと違うかもしれない。
 
 ※翌日も、あまりブルゴーニュシャルドネらしくない、もっと新世界寄りの風味。だからまずいってわけじゃないけれども、ブラインドで飲んだら違う地域を口にしていそうだとは思う。