北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1803】Feudi di San Gregorio "Albente" Vino Bianco (N.V.)

 
アルベンテ ビアンコ NV フェウディ ディ サングレゴリオ
 
 このワインは、イタリアはカンパーニャ州の大ワイナリー、フェウディ・ディ・サングレゴリオのベーシックな白ワイン。昔は1300円ぐらいで売られていたけれども、すっかり偉くなってしまって1800円以上の値付けになっている。でもって、これ、よく見たらヴィンテージがわからない。ひょっとしてどこかに記述があるかと思いボトルをひっくり返しまくったけれどもなし。なんということでしょう。なので(N.V.)と表記しておいた。
 
 まず見た目。薄い黄金色。ちょっと麦わら色っぽいところがある。ちょっとシャブリっぽい&米ぬかっぽい匂いと蜂蜜っぽい匂いがする。これは、たまたまブルゴーニュグラスを使ったせいもあるかもしれない。それでもスイカズラ系の香りが漂ってきて、この土地の白ワインっぽさはそれなり、残っている。
 
 口に含んでみると、とてもみずみずしく、酸味がギュギュギューっと盛り上がってくる。飲んでみればシャルドネらしさなど欠片もなく、わしづかみの酸味、ラムネ・石灰岩系の爽やかな風味、白い花を思わせる芳香、そして僅かに麦わら。いいですね、この地域の白ワインはこうでないと。それでいて重くて苦しいほどでもなく、カジュアルな感じがするのもいい。これで1400円ほどだったらどんなに良いだろうか、でも値上がりしてしまったので、うーん、購入ラインの当落線上といったところか。
 
 ※翌日も、基本線は同じ。さっぱり・酸味がっしり・花の芳香といった、カンパーニャ州の土着白ワインに期待したいものはだいたい揃っている。スイカズラ全開。良いのではないでしょうか。