北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1807】Domaine de la Mordoree Chateauneuf-du-Pape 2013

 
[2012] シャトーヌフ・デュ・パプ "レーヌ・デ・ボワ" (ドメーヌ・モルドレ)
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 ローヌのちょっと良いワイン(それも、自分好みの南ローヌ系のワイン)を発掘したので、これをやってみることにした。
 
 見た目は濃い赤茶色、不透明で黒々。香りは強烈なアルコール臭が沸き上がり、ワインの香り以前にアルコール。鼻息が荒い。
 
 口に含めると、ぐわっとタンニン!渋っ!このワイン、あまりにも早く開けてしまったことに抗議しているかのようだ。でもってジャムのような果実味は当然として、どこかジンファンデルを思わせる人懐こいクリーミーさと甘さが面白い。そうこうするうちに、果実味が奇妙な膨張というか、口のなかからのどの方向に張り出すような感覚があって面白い。白ワイン品種でいうならピノ・グリあたりでしばしば感じる膨張感に近いけれども少し香料のような風味も伴い、梅っぽさも伴いはじめてそれなり複雑さもある。いいワインだ、明日も楽しみ。
 
 ※二日目は、少し梅フレーバーが強まったが膨張力や複雑さがある。いいワインだ、価格に充分なクオリティがあり満足。