北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1831】Joseph Faivley Bourgogne Pinot Noir 2015 (ハーフボトル)

 
フェブレ ブルゴーニュ ピノノワール [2015]/[2016]
 ※リンク先は現行ヴィンテージの模様です
 
 このワインは、ブルゴーニュの大手のなかでは赤ワインが標準的だと感じているジョセフ・フェヴレの平格ブルゴーニュ。だけど今回はこのワインを単体で楽しむためでなく、アルマン・ルソーのシャルム・シャンベルタンの比較対象としての登場。ちょっとかわいそうだけど標準ブルゴーニュとしてはぴったりなので登板。
 
 まず見た目はワインレッドとしては明るい、しかしピノ・ノワールとしてはそれほどでもない色彩。アルマン・ルソーのシャルムシャンベルタンと並べると少し青紫がかったカラースペクトルをしている。香りは、残念ながらあまりふるわない。少し革製品のようなやつが来る程度、香りが弱いと感じる。
  
 味を確かめると、酸味の強い、酸っぱさ+革製品。渋みはこの品種としては標準的、やや重たいところはあるけれども概ね飲みやすいワイン。ところが、アルマン・ルソーのほうを口にすると、なんと、こちらが重たいと感じる。ワインの格は明らかにあちらのほうが上なのに、こちらのほうが重いというのはちょっと異常な感じがする。これは、このワインがいけないのでなく、あちらが異様に優れているのだろう。ありがとう、普段はもっと普通に飲みます。