北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1834】Henri Giraud Hommage (N.V.)

 
アンリ・ジロー オマージュ
 
 このワインはアンリ・ジローが手掛ける特級畑だけでつくられた品。でもって、品種(セパージュ)が面白くてシャルドネ30%ピノ系70%という、赤みがかった品ではないかと想像されるもの。香りには米ぬかっぽさがぶわっと舞い上がって、どちらかといえば酸味のたったシャンパンじゃないかと連想したくなる。
 
 ところが、実際に飲んでみるとリンゴフレーバーがさく裂。すごくフルーティーではつらつとしている。漬物っぽさで陰気にこもるというよりは、シャンパンにしては陽気、華やかな雰囲気。引っかかるところがなく、すいすいと飲める。このワインはピノ・ノワール種とピノ・ムニエ種が主体とのことで、そのせいかとてもフルーティーでリッチな感じがする。米糠がメレンゲっぽい香りに変わることも。さすがに立派なシャンパーニュ