北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1835】Chateau de Beaucastel Chateauneuf du Pape Rouge 2007

 
赤:[2007] シャトーヌフ・デュ・パプ ルージュ (ボーカステル)
  
 このワインは、ローヌの赤ワインとして信頼しているボーカステル赤ワイン。並みのローヌワインではないことはもう体験済みなので、その実力をとくとみせていただきたいところだけど、2007年というのはこの作り手ではちょっと若い。普通なら十分な歳月だけど、このメーカーに限っていえば少し若すぎるかもしれない。
 
 見た目は赤茶色の不透明な液体。かなり茶色によっていてそれなり熟成していると思いたいところ。香りは、じゅくじゅく果実、ハム、それからじゃこう系の香料みたいなのも来る。先日のアルマン・ルソーほどの華やかさはないけれども、握りこぶしは効いているし、香りや味に香料っぽさが染み渡っていて飲んでいて楽しみがある。時折、果実味がドーン!と押してくる瞬間があり、まだまだ若いご様子。
 
 20世紀につくられた長熟にはさすがに及ばなかったけれども良いワイン。買って寝かしておいて、未来に希望を託すのがいいワインなのだと改めて教わった。