北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1853】Domaine des Roches Neuves La Marginale 2010

 
【ドメーヌ デ ロッシュ ヌーヴ】 ソミュール シャンピニー ラ マルジナル [2016]
 
 レストランにて、ちょっと赤ワインが欲しくなってグラスワインリストのなかにフランスはロワール地方、ソミュールの赤ワインの名前が入っていたので、これを注文。
 
 まず見た目。ちょっと明るい感じのするワインレッド。カベルネメルロー系はもとより、黒っぽい系のピノ・ノワールなどと比べても明るい。むしろ色調としてはガメイ(ボジョレー)系に近いんじゃないかと思えるような。香りは、ほんの少しヨーグルな雰囲気を伴った、すごくフルーティーかつカシスな香り。同じソミュール地方でつくられたという、このときのワインを彷彿とさせるものがある。
 
 で、口をつけると果実味を噛みしめるような、すんごいフルーツ風味が溢れてくる。ピノ/ノーワル系とは異質な、カベルネフランのよくできたワインにありがちな豊かな果実味、タンニンはあるけれども気にならないも同然。とにかく「子どもが想像する葡萄酒の王道」を行くがごとき雰囲気がある。嫌なカベルネフランにありがちね、ゲゾゲソした青っぽさに悩まされるところなど皆無。メインディッシュの牛肉の海苔巻きをはじめとするお料理にもしっかり付き合ってくれる。これはちょっと憶えておこう。とにかく真っ直ぐ旨いワインだった。