北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1856】Juan Gil Moscatel Seco 2017

 
Juan Gil Moscatel Seco
 
 このワインはスペイン産の見たことも聞いたこともないメーカーのもの。品種はモスカテル(辛口)となっているのでフランスでいうミュスカデなんだろうか?ともあれ、飲んでみよう。
 
 まず見た目。薄い!少し緑色がかっていて、辛口のミュスカデ系としては矛盾しない外観。香りは……意外にもイタリア産のモスカート(甘口)に近い。すんごく甘そうなお菓子の匂い。ただし、イタリア産のモスカートにありがちな生姜っぽさはここには無く、かわりに生食マスカットっぽい甘い酸っぱさが潜んでいそう。
 
 口に運ぶと、ううむ、マスカットを辛口仕立てにしたような感じながら、わずかに生臭いかも。これは、もっと冷やして飲んだほうが良いのかもしれない。涼やかな飲み心地でミュスカデ系らしさはあるけれども、まあ、良くも悪くもミュスカデとはこういうもので、価格を考えるとちょっと物足りなくはある。こういったワインなら、もっと低価格で手に入るものではある。
 
 ※二日目。なんかシャルドネに少し寄ったような。すいすいと飲めるし、生臭さはもうない。涼しい飲み口は健在。二日目のほうがいいと思った。