北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1872】Coche Dury Bourgogne Blanc 2002

 
コシュ・デュリ ブルゴーニュ ブラン 2016
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 さて、今日は久しぶりにヤバいワインにお出ましいただいた。ものはコシュ・デュリの平格ブルゴーニュ、とはいえ価格的にはどこが平格なんだと突っ込みを入れたくなる。

 まず色。とてつもなく山吹、香りはキノコと桐箱とトカイワインがぐわーんと漂ってくる。はっきりと、高級ワインの出で立ちでビックリした。

 口に運ぶとバターと酸味。酸味にマッシュルームが融合していて、やたら酸味がまろやか。これは、へたな一級や特級を凌駕しているんじゃないか。ブラインドだったら、ムルソー一級とか答えるのかな。それでいてまろやかな酸味が最後までバターやマッシュルームに負けずにしゃんとしているのだから只者ではない。恐るべし。いつまでもどこまでもフレーバーが身体についてまわるかのようだ。平格ブルゴーニュだからといって、これを軽視することはちょっと無理。買ってしまいそう。