北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1884】Kumala Cabernet Sauvignon Shiraz 2017

 
クマラ カベルネソーヴィニョン シラーズ
  
 このワインは、南アフリカでお買い得な安ワインをつくっているクマラの赤ワイン。このカベルネソーヴィニヨン&シラーズがお気に入りのワインで過去に何度かいただいていて、前回は二年ほど前に一度あたっている。果たして今回はどんな感じか。
 
 まず見た目。暗いワインレッドながら透明度はそれなりあって、グラスの向こう側を見通すことができる。香りは、マジックのインキーなにおいに濃いベリー系ジャムのようなものすごい果実フレーバー。甘くて重い匂いがグラスをみたしている。
 
 口をつけると、香りにふさわしいマジックっぽい石油製品な香りが口のなかにわーっと入ってきた。で、濃いジャムのような、ブラックベリー系の果実味が口のなかにじゅくじゅくと広がる。カベルネ・シラーズという品種のわりにはタンニンはひどくなくて、濃くはあるけれども赤ワインが苦手な人でも比較的飲みやすいかもしれない。あとこのワイン、果実味由来の甘味だけでなく、酸も意外にちゃんとしていて後味までキューッと酸っぱさが残るのも良い。よくできた安赤ワインだと思う。
 
 ※翌日。マジックっぽい石油製品っぽさがいくらか退いて、飲みやすいバランスに落ち着いた。やはりデイリーワインとしてはよくできていると思う。